コラム

ケース商品発表会・展示会
販売店の心をわしづかみたい。

そんな車載製品メーカーが選択した商品発表会とは?

はじめに

中堅の車載機器メーカーが、関西エリアの販売店やユーザーを招き、商品発表会を兼ねた展示会を行ったケース。これまでも何度か発表会を担当した経験のあるお客様でしたが、「マンネリ気味で面白みがない」「もっとインパクトのある発表会にしたい」「マスコミ受けする内容が欲しい」という課題をお持ちでした。

「商品発表会」や「プライベートな展示会」において、特に仕入れの決定権を持ったバイヤーが来場する場合、当日の反応次第では、今後の販売に大きな影響を与えるため、より魅力的にPRする必要があります。

ところが、これまで使用したホテルやイベントホールでは会場側の制約で派手な演出ができず、また仮に企画しても費用が合わない、というお悩みを抱えてのご相談でした。

ヒアリング

もっとインパクトが欲しい。

映像は流せばいいってものでもない…

ステージ上で映像やスライドを使ってただ説明する、というよりはもっと特別感やドキドキ、ワクワク感を高めたい、というご希望がありました。

関西最大クラスのスクリーンを擁するザ・コスモホールですが、「迫力のある映像に加え、もうひと押し何かアイデアはないか?」ということでお客様と当社スタッフで協議を重ねました。

プレゼン後の商談までの流れを
どう組み上げるか?

今回初の試みとなる、抽選で選ばれたユーザー200名を招待。会場の熱気を高める演出を採用しつつも、「初回の仕入れ数のアップ」という大命題を達成するために、プレゼン後、自然に、かつ速やかに商談に入れるような施策を検討しました。

ご提案

迫力の映像で直球勝負。
すごい!触りたい!売りたい!を一気につなげる会場配置

インテックス大阪での大規模就職イベントの前2日連続の日程でご提案しました。ご提案のコンセプトは「オールインワン」。ホテルフクラシア大阪ベイ内にある「ザ・コスモホール」をメイン会場にして、筆記試験や1次面接は別室の会議室で同日開催するプランです。

企画①会場全体を使った迫力ある映像演出。

  • 巨大スクリーンや10m超の天井高など、迫力のある映像や空間演出においては関西エリアトップクラスの設備を備えています。今回はステージ上のスクリーンの投射だけではなく、会場の左右壁も使った演出をご提案。来場したお客様があたかも巨大な車内にいるかと錯覚するような演出を実現できるよう会場準備を進めました。

企画②プレゼン→体験→商談までスムーズな進行

  • 前方は迫力ある映像でプレゼンを行うステージエリア、会場の左右には、販売店向けとユーザー向けを分けてリアルな体験ブースを設置。さらにザ・コスモホールの隣室セミナールームを「大商談会会場」として使用し、スムーズな運営を可能にしました。

企画③アミューズメント性の高いユーザー参加型プログラムも用意

  • 体験ブース脇では商品に関連したミニクイズ大会やレアなノベルティグッズの配布、さらにレースクイーンとの撮影会も用意。かつてない盛り上がりを見せました。また初回の仕入れ限定で販売店に渡す「特典グッズ」など、仕入れ意欲を高める施策も取り込みました。

企画④食事を商談チャンスに

  • 商談会場の隣接会場では、販売店やマスコミ向けの軽食・喫茶コーナーを設置。気楽につまめるフィンガーフードやドリンクを中心にご提供。チェアも多数用意し、販売店とメーカー営業マンがその場で商談できるような配慮も行いました。

販売店・ユーザーの
ワクワク感が最高潮に!

ステージ上での映像プレゼンテーションは想定以上の反響。さらにその後の体験ブースや商談会も大盛り上がり。ユーザーは来場者特典のグッズをもらったり、レースクイーンとの撮影会で大満足。その様子を見ていた販売店バイヤーは安心して仕入れ交渉ができるという好循環を生みました。

企画のポイント

ビジュアル表現のポテンシャルが高い会場選び

巨大スクリーンに映し出す映像は、ただそれだけで人を引き込む力があります。スクリーンが大きくなるほど迫力が増し、臨場感も高まります。プレゼンのビジュアル効果を高めるためにも、スクリーンの大きさは重視すべき項目です。

また、そもそも天井が低いためにスクリーンが見えなかったり、会場が狭くて居心地が悪かったりすると、来場者にストレスを感じさせてしまいます。開放感のある広々とした会場で、ゆったりとプレゼンを楽しめる環境を用意するのが理想的です。

業界関係者、代理店向けは動線に配慮

取引先関係者や販売代理店を招く場合、プレゼンテーション終了後の個別の商談や、名刺交換会、軽い飲食を伴う懇親会の重要性が増します。

受付→プレゼン→デモンストレーション・体験イベント→個別商談、そして懇親会など、短い時間内に複数のプログラムを凝縮するので、数百人単位の来場者のスムーズな動線を妨げない会場配置や気軽に食べられる料理の提供など、プレス向けとは異なる配慮が必要になってきます。

一般ユーザー向けにはホスト意識をもって

特にコアなユーザーに対しては「自分たちがこの商品を支える応援団」と思っていただけるような配慮が必要になります。プレスキットやサンプル品の提供、体験イベントへの参加などを通じて、自社商品のファンになっていただくプログラムを盛り込みます。多くの来場者に同時に効率よく商品の魅力を訴求するため、プレゼンテーションは特に重要になります。

プレス向けは「スピード」対応が肝

プレス関係者は1日に複数の取材を行っていることも多く、段取り良く必要な情報を提供することが重要です。したがってプレス関係者が来場した際は、ステージ前の撮影場所への誘導、撮影機材の搬入・設置、マイク・音声への対応など、取材しやすい環境をスムーズに提供する必要があります。

他にもプレス向けキット(広報資料)をお渡しして、社内の広報担当者に引き継ぐなど、受付時の対応も大切です。またプレゼン終了後の突発的な囲み取材や個別取材ができる部屋の手配などフレキシブルな対応が必要になります。

ザ・コスモホールから

このお客様は以前から隣接するイベントホール「インテックス大阪」での展示会にも出展していたと言います。その際に自社ブースに来場したお客様を当日別会場に招き、立食パーティはできないか?と検討したこともあったそうです。

ザ・コスモホールは「インテックス大阪6号館」より徒歩1分の立地。インテックスでの展示会に併せて、プライベート展示会や商品発表会のダブル開催も可能です。もちろんインテックス大阪でのイベント終了後の立食パーティなどでご利用になるケースも少なくありません。

これ以外にも様々な活用方法がありますので、商品発表会やプライベート展示会にマンネリを感じていたらぜひ一度お声がけ下さい。

展示会・新商品発表会とは?

そもそも、展示会の目的は何か?

ユーザーや優良顧客、販売代理店を招いて開催する展示会の最終目的は、ずばり「購入意欲や仕入れ意欲」を沸き立てることにあります。さらに未取引の来場者を「見込み客」に引き上げることも重要なミッションでしょう。

いずれにしても近い将来の取引を獲得するためのファーストステージです。この好機を逃さないためにも、まずは商品に対して興味を持ってもらうことが何より大切。そして、商品の理解を深め、期待以上の価値を感じてもらうことで、積極的な取引の検討へと進んでいきます。

商品発表会の目的は何か?

メディアを呼んでPR目的で行う。コアなユーザーを招き、インフルエンサーとして情報の拡散を狙う。あるいは展示会と同様、優良な顧客や代理店へのプレゼンを通じて、仕入れや取引量の増大を狙うなど、新製品発表会の目的は様々です。

ただ、いずれも共通しているのは「プレゼンテーション」が鍵を握ること。効果的なプレゼンができるか否かが成否を分けると言っても過言ではありません。

※上記に掲載した事例はお客様が特定されないよう編集を行っております。
事実や実績に基づいておりますが、あくまで「よくあるモデルケース」としてご覧いただければ幸いです。

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