そんなベンチャー企業が選択した初めてのキックオフミーティングとは?
新卒学生と企業のマッチングを行う中堅の就職支援企業のお客様。九州・四国・中国地方の理系学生向けに、就職イベントの開催を企画されていました。東京や大阪の学生に比べて「圧倒的にチャンスが少ない地方の学生を支援したい」、「地方に埋もれている優秀な学生と大手企業にマッチングの場を提供したい」という熱意から始まった企画だそうです。
実施エリアは移動コストの面などを考えて、ここ大阪での開催が最有力候補。とはいえ、大阪での就職イベントともなると、日帰りというわけにもいかず、「宿泊費の負担をいかに軽減するか」、という課題がありました。なぜなら、この点が解決しなければ、「学生が集まらない」可能性が大。イベント自体の成立に大きな影響を与えることが想定されたからです。
当初は市内中心部での開催を検討されていたようですが、良い条件での会場使用が困難だったことや、学生が宿泊した場合の利便性や費用を考えて、最終的な判断をしかねていらっしゃいました。
またブースでの説明会に加え、できれば1次面談やテストまでを当日すべて実施できれば、学生、企業それぞれ負担が減るのですが、これまでに交渉した会場はブース以外に希望する別室の数を用意することが難しかったようです。
そんな中、この企業のご担当者の目に留まったのが「ザ・コスモホール」。実はザ・コスモホールのあるホテルフクラシア大阪ベイは「インテックス大阪6号館」より徒歩1分の立地。インテックスで開催されるイベントと相乗効果を狙ったイベントを開催するケースは決して少なくありません。「立地や条件を考えるとここしか考えられない!」、すぐにそう確信されたそうです。
インテックス大阪での大規模就職イベントの前2日連続の日程でご提案しました。ご提案のコンセプトは「オールインワン」。ホテルフクラシア大阪ベイ内にある「ザ・コスモホール」をメイン会場にして、筆記試験や1次面接は別室の会議室で同日開催するプランです。
程よい盛況感や、地方の学生への心遣いが評価され、とても高い満足度がアンケート結果から読み取れました。心配された集客面ですが、翌日から始まるインテックス大阪での就職イベントの相乗効果があり、大盛況のうちに2日間の日程を終えることができました。
また出展企業側も、これまで満足にアプローチができなかった地方の学生と面談の場が持てたことや、優秀な人材が多かったこと、また当日スムーズに一次面接へ進めたことなど高い評価を多数いただきました。
イベントの命は盛況感。人のいないイベントは失敗したのも同じ。今回はスペースいっぱいにブースを設営、集客面に力を注いだことでいかに盛況感を演出。とはいえ高い天井高もあり圧迫感は出さないよう配慮しました。
これまでの経験から、一人が移動する企業ブースの数を把握しており、想定される来場者数や安全面も踏まえて、
通路の広さやブース位置、並べる椅子の数を提案。人の往来に支障が出ないよう配慮しました。
受付や入場をどれだけスムーズに行うかが満足度にも影響するため、受付のピークに合せて机や人員を配置するなどフレキシブルに対応。会場アナウンスやブース配置図の事前配布などもあり、当日は混乱もなくスムーズに入退場ができました。
就職イベントはブース数や集客数によってその運営が変わりますが、いずれも共通しているのが「いかに盛況感を出すか」というテーマです。難易度が高いと言われる理系の学生の採用を実現したい企業側の出展意欲は高く、40の枠はすぐに埋まったのですが、肝心の学生が集まるのか?という点で大変な不安を抱えての企画スタートでした。
「インテックス大阪での就職イベントに合せた開催」が強力だったと思いますが、宿泊、食事などの就活応援プランの展開など、学生目線ならではの配慮も大きく集客に影響したようです。いずれも主催者側の費用ご負担はあったのですが、それでも市中のホテルと比較すると圧倒的に価格優位性があったとのこと。